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「第三の時効」(著:横山秀夫)

      2015/08/14

TBS系列の2時間ドラマで見たことを覚えている「第三の時効」。

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ドラマの内容を鮮明に覚えていたにもかかわらず、小説(活字)のほうが迫力がありました。

 

◆「第三の時効」文庫には他のドラマも

集英社文庫の「第三の時効」を手に取るまで、400ページ全部があのTBSの2時間ドラマで放映された「第三の時効」の話だけかと思っていました。

なんと、6作も収められていました。

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「沈黙のアリバイ」も、

「ペルソナの微笑」も、

「モノクロームの反転」も、

TBSで2時間ドラマで見て覚えています。

それでも、活字で読みたい!と思ったのはなんでなのか自分でもよくわかりませんが、吸い寄せられるように読み始めたら・・・

どっぷりハマりました。

TBS(というか脚本家)ってなんて原作に忠実に映像化していたのーーー?!

こんなに忠実に映像化できるなんてすごいです。

でも、一番すごいのは、やはり著者・横山秀夫さんの筆力!(←こういう言葉があるかどうかは知りません)

6本の短編では同じ県警捜査本部を舞台にしているものの、主人公も事件も別々です。

でも、それぞれにひょこひょこ顔を出す刑事達の個性というか、キャラクター設定が際立っています。

正義感はもちろんあるのだけれど、それだけではなく、警察組織での出世争いなども細やかに描かれているんです。

横山秀夫さんは小説家としてデビューする前、上毛新聞の記者として警察署に出入りしていた、という話を聞いたことがあるのですが、それが発揮されています。

 

◆文庫化にあたり加筆

「第三の時効」におさめられた6本の小説は、2001年から2002年にかけて雑誌「小説すばる」に掲載されたものです。

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文庫本になったのは2006年3月。

各小説で数行の加筆がされています。

「小説すばる」掲載時を知らないので、「加筆しました」と解説を読むまで全然わかりません。(解説を読んでもわかりませんが・・・)

どの小説をとっても思わずうなってしまうぐらい推理小説好きにはたまりませんが、何が一番すごいかって、

発表から10年以上経っているのに古く感じないところでしょうか。

推理(謎解き)も、動機も今現代でも通じるんです。

捜査一課の3人の班長の活躍をもっと読みたくなりました。

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